Z3988GX64Q ビジネス | 微粒子ブログ  fine particle blog

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新規事業の研究は不安 でもチャレンジすべき

既存技術の開発と違って、新規事業の開発はゼロからのスタートです。 ゼロを1にするプロセスです。 先が読めず、失敗のリスクが高いので、みんな尻込みしてなかなか挑戦しません。 NHKのテレビ番組で、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本制作について...
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新規事業の関門 ダーウィンの海

新規事業を成功させるためには3つの関門があるといいます。 西部開拓時代のアメリカを想定した言葉と言われています。 ①悪魔の川   ミシシッピ川 ②死の谷    グランドキャニオンなどの一帯 ③ダーウィンの海    西海岸からの船出、がラバゴスでの漂流 これを新規事業に当てはめると ①基礎研究の段階   とにかく孤独、先が見えない ②製品化、事業化するための開発研究の段階   課題が噴出、課題解決にとにかく追われる ③世の中から必要とされ、お客様が買っていただく段階 となります。 ①②は自分や社内の努力次第ですが、この③は世の中次第/お客様次第なのです。 必要とされると予測して開発するのですが、 「製造コストに見合う価格/数量の需要があるか?」 というのは、本当に難しい課題です。 大げさに言うと、「時代のニーズに合っているか?」という問題なのです。 時代の先を行って、製品化が早すぎても売れないのです。 良いものであるだけではだめ、ということです。 会社の経営判断にも関わりますが、 「機が熟するまで待つ」 ということも必要になります。
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技術をビジネス(お金)にする職商人

企業から求められる技術者の研究の目的は、ビジネスの利益(お金)です。 ゼロをイチにする新規事業の場合、お金にするのは、とても難しいし、とても時間がかかります。 私の場合、ゼロから始めて、ある程度の売り上げになるのに、10年はかかりました。 技術の他に、原料、設備、利益、お客様の需要、など多くの課題をクリアしないといけません。 時期的なタイミングもあります。 技術者は、職人と商人の器量を兼ね備えた「職商人」(しょくあきんど)にならなければなりません。 職商人とは、モノづくりに打ち込む「職人」であると同時に、 そのモノをお客に自ら売る「商人」でもあります。 モノを作って売るという行為は、買って使ってくれる人がいなければ成立しません。 そろばん(電卓)片手に、ビーカー(実験)を持つイメージですね。 お客さんに自分から飛び込んでいって、腹を割って話す。お客さんと一緒に開発する。 新規事業をビジネスにするのは、先が読めず、霧の中を進むようなものです。 それぐらいして、はじめて売れるモノができると思います。