よく混同しますが、染料は分子状態の色材で、顔料は粒子状態の色材です。
分子が集まった固体集合体が粒子です。
染料は水に溶けやすいので、簡単に溶解液ができます。
顔料は粒子なので水に溶けません。水に均一に微粒子分散して初めて、きれいな液になります。
それなら簡単な染料を使えばいいと思われるかもしれませんが、
染料は光が当たると退色しやすいという欠点があります。分子だからです。
顔料は粒子なので光に強く退色しにくいです。
ですので、粒子を分散する必要があるわけです。
分散しないと粒子の性能を生かすことができません。
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