企業技術者としての成果は
①売上/利益が大きい製品を開発する
②特許/論文を出す
があります。
①に必要な技術と②に必要な技術は、少し違います。
①は、高品質な製品ができて、安定生産ができること
②は、特許の権利化の範囲(請求項といいます)を説明する理屈と実験データを示すこと
②の特許の範囲は広く取るために、①よりも広い範囲の実験とその説明理論が必要です。
①は社内のことですが、②は社外に広く公開するものですので、曖昧さが許されません。
したがって、特許を書くための研究は、実験量が増え、厳密な考察が必要となります。
技術者としては、しぶしぶ実験するわけですが、この中で、新たな重要な発見も生まれます。
技術成果を集大成するという意味でも、企業技術者にとって、とても大切なプロセスです。
特許に名前が載ることは、公的文書として記録に残りますし、子供にも自慢できます。
技術者の方は、ぜひとも、特許を書くような研究をすることにチャレンジしてください。
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