都道府県には、工業技術センターと呼ばれる化学分析機器の利用施設があります。
高額な分析機器を企業が低料金で利用できる施設です。
主に高額な分析機器を持てない中小企業が利用します。
ところが、なかなか有効活用できていないのではないかと思います。
分析機器を有効に活用するには、企業からの個々の技術相談に対して
分析目的や材料に応じて適切な分析方法を考え、工夫しながら分析しなければなりません。
これには、分析技術や材料知識が、豊富な人材が必要です。
しかし、十分な人材が配置されておらず、分析機利用が少ないのが現状と思います。
企業を定年退職した技術者の中には、分析技術に長け、材料知識も豊富で、
やる気がある人材が多いと思います。
彼らに、分析担当者や企業技術者へ、アドバイスや教育してもらえば、
企業の技術課題の解決や人材育成に繋がると思います。
高価な分析機器を有効活用するためにも、関係者には、ぜひ考えていただきたいと思います。
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