Z3988GX64Q 卵の分散効果 マヨネーズ | 微粒子ブログ  fine particle blog

卵の分散効果 マヨネーズ

ドレッシングは、植物油脂、食酢、調味料を混ぜたものです。

マヨネーズは、これらに、卵黄を加えたものです。

どちらも、水成分と油成分が混ざっています。

ドレッシングは、水成分と油成分が混ざりが悪く、分離しています。

(ドレッシングを使う前によく手で振りますよね)

ところがマヨネーズは分離していませんよね。

これは、マヨネーズに含まれるレシチンが、水と油の分離を防ぐ効果を持っているからです。

レシチンは以下のような化学構造をしています。リン脂質と呼ばれます。

リン酸とアンモニウムが塩になってイオン性で、この部分が水に溶けます。

その他の炭素鎖が長い部分が、油に溶けます。

水に溶ける部分と油に溶ける部分の両方があるので、水と油の仲立ちをして、均一に混ざるわけです。

この水と油の分離を防いで、均一にする効果を持つ物質を界面活性剤と言います。

レシチンは天然の界面活性剤です。

卵は、味がおいしいのはもちろん、界面活性剤の効果で水と油をきれいに混ぜることができるので、

いろんな料理に便利に使われます。

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