電子材料の表面加工方法には、
・ドライプロセス
・ウエットプロセス
の2種類のプロセス(工程)があります。
ドライ”dry”とは、「気相中で」という意味です。
ドライプロセスとは、真空または若干のガス圧中で、分子または原子の大きさに分解された
皮膜材料の気体を、被処理物の表面に飛ばすことで行います。
ですので、真空設備が前提となり、特に大きなサイズの表面加工には多額のコストがかかります。
ウエットwetとは、「液相中で」という意味です。
ウエットプロセスとは、皮膜材料や溶媒を含む液を塗布して、乾燥することで行います。
インクや塗料を非常に均一に塗布する、というイメージです。
真空設備は必要ないので、大きなサイズでも、安く作ることができます。
ウエットプロセスでは、
・材料を微粒子に均一に分散する技術
・決まった膜厚に均一に塗布する技術
などのインク、塗料の技術がカギです。
工程コスト低減のため、ドライプロセスのものを、ウエットプロセスに移行する流れがあり、
今後ますます微粒子分散技術は重要になってきています。
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